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【マーケターの学び】ロングセラー商品「ピノ」から学ぶ、ターゲットの”反応フェーズ”に合わせた広告クリエイティブの極意

【マーケターの学び】ロングセラー商品「ピノ」から学ぶ、ターゲットの"反応フェーズ"に合わせた広告クリエイティブの極意

こんにちは!Webマーケティングの最前線で、日々クリエイティブ作成に奮闘しています。

なぜ「売りたいもの」だけを訴求すると、響かないのか?

皆さん、広告クリエイティブや広告文を作成する際、「ついつい商品や価格のメリットを詰め込みすぎてしまう」という経験はありませんか?

「〇〇成分がすごい!」「初回限定で半額!」

これらは確かに重要ですが、売る側の視点に偏ってしまい、ユーザーの心の声や購入検討のフェーズを置き去りにしてしまうことが多々あります。

私自身も、業務で多くのクリエイティブに触れる中で、いかにユーザー目線を持つことが成果に直結するかを痛感しています。

今回は、私が以前から興味を持っていた「広告表現」に関する知見と、実務で得た学びを組み合わせて、「ユーザーの反応プロセス」に合わせたクリエイティブ設計のヒントをご紹介します。

基本を抑える:消費者の「反応プロセス」とAIDAモデル

前提として、広告の役割は、単に情報を伝えるだけでなく、「販売促進」や「認知拡大」といった目的を達成するための企業と消費者のコミュニケーションです。

しかし、消費者は商品やサービスについて知ってから購入に至るまでに、いくつかの心の段階を経ます。

この消費者の反応プロセスを体系的に説明するのが「反応プロセス・モデル」であり、代表的なものにAIDAモデルがあります。

  • Attention(注目):まず知ってもらう
  • Interest(関心):興味を持ってもらう
  • Desire(欲求):欲しいと思ってもらう
  • Action(行為):購入や申し込みといった行動を起こしてもらう

企業は、ターゲットユーザーが現在どの段階にいるのかを把握し、そのフェーズに最適なメッセージを発信することが成功の鍵となります。

事例から学ぶ:ロングセラー商品「ピノ」のウィットに富んだ広告戦略

ここで、誰もが知るロングセラー商品、森永乳業の「ピノ アーモンド味」の単品発売時の広告事例をご紹介します。

長年アソートパック限定フレーバーとして絶大な人気を誇り、ファンクラブまで開設されていたアーモンド味が、満を持して単品発売された際の新聞広告には、驚きの表現が使われました。

  • 「在庫とトラウマが残りました」(テスト販売失敗に触れた自虐表現)
  • 「今度こそ売れたい。売れますか?売れますよね?」(企業側の率直な不安を表現)

この広告やSNS投稿は大きな反響を呼び、多くの「いいね」やリツイートを獲得しました。

なぜこの表現が効果的だったのか?

ピノは長年の歴史を持つ商品であり、多くの消費者にとって既に「Attention(認知)」の段階はクリアしています。そのため、単に「おいしさ」や「成分」をPRするだけでは、情報がスルーされてしまう可能性が高いです。

この事例での広告は、AIDAモデルでいうところの「Interest(関心)」や「Desire(欲求)」といった情動段階への訴求だと考えられます。

優れた点ではなく、「失敗の過去」や「不安」をあえて自虐的に打ち出す。
これにより、単なる商品説明では生まれない「共感」や「応援したい」という感情を誘発し、消費者の関心を再喚起し、購入への欲求を掻き立てたと言えます。

BtoBクリエイティブへの応用:「否定・自虐」から始めるフックの作り方

このピノの事例から学べるのは、いきなり商品メリットをアピールするよりも、ユーザーの注意を引く「フック」が重要だということです。

最近のSNS広告では、「最初に否定から入る」クリエイティブをよく見かけます。

  • 「〇〇を買って後悔した。今なら××円で手に入るなんて…」
  • 「あのセミナーに行かなきゃよかった。なぜなら…(大満足の理由)」

これは、ピノの広告と同様に、ユーザーが抱える課題やネガティブな感情に寄り添う、あるいは共感を誘う表現をあえて提示することで、情報のスルーを防ぎ、その先の解決策(=自社の商品・サービス)に引き込む手法です。

BtoBの文脈においても、ターゲット企業が抱える「あるあるな課題」や「隠れた悩み」に触れることで、以下のような流れで関心を引き出すことができます。

  1. 御社の〇〇な課題、その解決策は本当にそれでいいですか?」という疑問提起で、Attentionを獲得。
  2. 実は多くの企業が陥りがちな落とし穴があるんです」という情報開示で、Interestを誘発。
  3. 私たちは、その課題を業界平均よりも高い成果で解決しています」と、具体的な解決策と実績でDesireを高める。

終わりに:反応プロセスを意識したクリエイティブ設計を

広告の効果は、クリエイティブを作成して終わりではありません。重要なのは、その広告がユーザーのどの反応段階に働きかけ、具体的にどのような数字の変化をもたらしたのかを検証し、PDCAサイクルを回し続けることです。

これからも、一つ一つのクリエイティブがクライアントの成果に繋がるよう、インプットとアウトプットを繰り返し、より実践的な知見を共有してまいります。

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