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自動化する?しない?もうちょっと根拠を持って提案できる方法

Googleからスマート自動入札、スマートクリエイティブの導入を勧められているのは皆さんご存じのことかと思います。

CVデータがある程度蓄積されてきたから「試してみようか・・?」と導入したものの、思ったほど効果が出ない、むしろ手動の方が良かった…ということになる場合も覚えがあるんじゃないでしょうか。

うまく行かない要因は、アカウント構造であったりキ配信しているキーワードだったり広告文であったりと様々なのですが、もうちょっと事前に導入の是非を判断できたらなーと思いませんか?(思います)

 

そんな悩みにうってつけなのが、「下書きとテスト」機能です!以前のブログで、広告文などの細かな変更のテストを「広告バリエーション」機能を使って検証できることを紹介しました。

Googleはこのような検証ツールが充実していますね。

参考)キャンペーンの下書きとテストについて

https://support.google.com/google-ads/answer/6318732?hl=ja

 

下書きとテストを使うと、検索ネットワークとディスプレイ ネットワークのキャンペーンの変更を提案し、試してみることができます。下書きを使って、キャンペーンに複数の変更を準備し、変更を元のキャンペーンに適用したり、新しいテストを作成したりすることができます。テストを実施することで、キャンペーンに変更を適用する前に掲載結果を測定し、変更することでどのような影響が生じるかを把握できるようになります。

つまり、現在の状態で気軽に自動化を導入した場合のテストすることができてしまいます。

これで結果が出れば、数的根拠も伴って導入を提案することができますよね。

 

早速試してみました。

 

8月末に少しだけですが、検証してみました。

このアカウントのCVポイントは電話問い合わせと予約完了の2つです。

 

例)○○ホテル(指名)

配信結果はこちら。50:50の割合で出し分けてもらったので、IMPやCLKはほぼ同数ですが、

CV、CVR、CPAすべてに大幅な改善が見られました。CPCも11円抑制されたお陰で、コストも10,000円ほど差がついています。

 

今回は指名なので検索クエリに大きな差は出ていませんが、一般キャンペーンであればクエリの変化も確認すると面白そうです。

 

とはいえ指名キーワードでの変化を見てみると、コストもCPAも抑えつつ、CV数・CVRを大きく伸ばしていることが分かりました。獲得の柱のひとつである完全一致[○○ホテル]が自動化によってより効果的なターゲットへと配信されていることが分かります。

設定方法も簡単で、Google管理画面左下の「下書きとテスト」から画面に沿って進めていくだけです。

今回は入札方法の検証に使用しましたが、配信エリアのテストなんかも可能です。

 

まとめ

自動化に対するイメージは、コントロールする方法は以前より見えてきましたが正直まだ博打に近い印象を拭えないでいます。あまり検証の余地がない失敗できない案件なんかでは尚更導入へのハードルが高いですよね。

そんな時に、この機能を使って事前に結果をシミュレートできるというのは非常に有難いなと思います。

因みにこの機能は、以前Googleの勉強会で推奨していた機能でもあります。

今自動化をやるべきなのか、先に他の所に手を入れてからにするべきなのか、そういう判断材料のひとつとしてもまずは気軽に試してみてはいかがでしょうか。

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