対策方法
2020.07.17
もっとCookie(クッキー)を理解する
Googleが2年以内にChromeでのサードパーティCookie対応の廃止というニュースが発表されました。
そこで、今回はCookieについて知識を増やしてもらおうと思います。
コンテンツ
Cookieとは
Cookieとは、WebブラウザとWebサーバとの間でやりとりされる、「情報」のことで、Webサイトを閲覧した際にWebブラウザ側で作成される、データを一時的に保管しておく仕組みのことです。
CookieはWebサーバーに初めて接続したときに、作成されます。
主な使用例として、
①ログインIDなどの情報を記録し、再度ページに訪れた際にログインが不要になる機能
②ECサイトの購入履歴・お気に入り登録などの機能
③動画再生で一時停止したタイミング
に使用されます。
もちろんリスティングでも、コンバージョン計測や、リターゲティング広告・ターゲティング広告にもCookie情報が使用されています。
サイトに訪れたことがあるかどうかをCookieに保存された情報をもとに判断し、自社サイト以外のページを見ているユーザーに対して、リターゲティング広告の配信が可能になります。
また、ブラウザでの行動データとひも付く事により、年齢性別や趣味嗜好など、ユーザーの属性や志向に合わせて訴求できるターゲティング広告が利用できということです。
ファーストパーティとサードパーティ
Cookieには、ファーストパーティCookieとサードパーティCookieというものがあります。
ファーストパーティCookieとは
ファーストパーティCookieは、ユーザがアクセスしているWebサイトのドメインから発行されるCookieです。
サードパーティCookieとは
サードパーティCookieは、ユーザがアクセスしているWebサイトのドメイン以外から発行されるCookieです。
今後何が変わるのか
Google Chromeは、2022年までにサードパーティCookieを廃止すると発表しました。基本的に、ディスプレイ広告やターゲティングに使われているのはサードパーティCookie です。
しかし、Cookieを廃止する代わりに、「Privacy Sandbox(プライバシー・サンドボックス)」という仕組みに置き換えていくと発表しています。
これにより、Googleでの広告にはあまり影響はないと思います。
問題なのはASPのアフィリエイト広告です。2019年にもSafariで「Cookieを制限するアップデート」が実施され、アフィリエイトのコンバージョン率が落ちるということが多々ありました。
今回もこれと同じことが起こる可能性があります。
おまけ
Cookieとキャッシュの違い
キャッシュとは、閲覧したWebページの情報を一時的に保存する機能です。キャッシュデータを保存しておくと、2回目に同じWebページに訪問したときに表示するスピードが上がりより閲覧しやすくなります。
Cookieとキャッシュには一時的に保存する情報が違います。
CookieはID、パスワードなどユーザー自身がWebブラウザに入力した情報を保存し、キャッシュはユーザーが見たホームページの画像やアイコンといったデータを保存します。
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