お役立ち
2020.11.18
デザイナー目線で見る競合分析
みなさん競合調査・競合分析おこなっていますか?
Web上にはたくさんのページが存在しています。他社と差別化を図るために情報量を多くしたページや、デザインにこだわったページ・動きや動画を埋め込んだページなど、様々なページが存在しています。
今回は他社のLPやページをデザイナー目線での分析を行う際に見ているポイント・見ている項目を発表したいと思います。
コンテンツ
競合調査の目的
競合調査の目的は、マーケットの全体像を把握し、そもそも自社の商品・サービスが現在どういった立ち位置なのかを見極めるために行います。
ページを制作・改善する上で、他社製品との差別化ポイントを見つけ・コンテンツに漏れがないようにするためや、他社がどのようなデザインを行っているかを把握するという目的でも行います。
競合調査を始める前に
競合調査を始めようとしたとき、何も考えずに取り掛かると単純に時間の無駄になってしまう可能性があります。
競合調査を始める前には以下の点を明確にして始めてください。
①競合調査を行う目的を明確にする
やみくもに見比べても見るべきポイントを絞れません。
どのような改善を行いたいかの方向性を決めておくことが大切になります。
②検索するキーワードを決める
競合サイトを収集する際の検索キーワードを決定します。
全然違うキーワード(訴求ポイント)のページと比べても問題解決には繋がりません。
③閲覧するデバイスを決める
どのデバイスからの訪問が多いのか、BtoBなのかBtoCなのかによって力を入れる傾向が変わってくると思います。
競合調査の手順
ステップ01.グルーピングする
競合ページがリストアップできたら、グルーピングしていきます。
「訴求軸」「強み」「価格帯」などユーザーの購入決定要因になる軸でグルーピングしていきます。
グルーピングすることで、自社の商品・サービスがどの立ち位置にいるかを明確にしていきます。
ステップ02.セクションごとに分解する
自社のページの立ち位置がわかったら、競合のページを深堀していきます。
ランディングページには「悩みの説明・改善方法」「選ばれる理由」「商品・サービスの特長」などいくつものセクションで構成されています。
まずは競合ランディングページがどのようなページ構成で構築されているのかを洗い出していきます。
ここで見るポイントは、「競合ランディングページのストーリー設計を把握する」ことです。
どのようなストーリー設計に魅力を感じられるかユーザーの目線に立って考えてみることが大切です。
ステップ03.構成要素を抽出する
セッションごとに分けたら、さらにどのような構成でそのセッションが作られているか、より細かい部分を見ていきます。
例)FVの場合
⇒キャッチコピーが左にある(色が何色・強調したい部分のフォントサイズなど)
⇒女性の写真を使用している・商品画像を使用している
⇒背景画像にどんな画像を使用している
⇒FVのサイズ(スクロールしないで見える部分)
⇒FV内にCVボタンがある(色が何色)
※多分この部分が、デザイナーの人と営業・運用さんとみているポイントの違いだと思います。
ステップ04.比較する
セクションを構成する要素と自社のページの要素を改めて比較します。
1)競合の持つ強みに対して、自社ではどの立ち位置にいるのか?
2)差別化するためにはどのような訴求するべきなのか?
3)自社の強みを踏まえて置き換えることは可能なのか?
4)同じ強みでもどうしたらより強い訴求になるか?
などを比較していきます。
自社のランディングページにはない要素を追加したり、見せ方をマネをしてみたりして、競合調査の目的に合わせて作成・修正して行くといいでしょう。
まとめ
ユーザーは常によりイイ物を探し、比較・検討をしています。他社の訴求力が高まると自社のページの訴求力やパフォーマンスは低下してしまいます。
なので、競合調査を行うのは制作時だけでなく、運用中にもタイミングを見て、最近よくないなぁと感じたら競合調査をしてみてください。
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