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理事長挨拶

一般社団法人感染対策協会
代表理事
鈴木 和男

 2019年末から新型コロナウイルスが短期間で世界に感染爆発として広がり、感染症への対応は私達の日常生活を一変させる状況になりました。過去には、社会環境や社会構造の変化とともに、いろいろな感染症が猛威をふるい、感染症とのたたかいの歴史があります。インフルエンザ、天然痘、結核、エイズ、SARS、エボラ出血熱などの感染拡大がつぎつぎ起こり、欧州での黒死病ペストの時代とも違った感染爆発が生活や社会環境を変えてしまっています。これまでの感染症の予防や治療は、ワクチンと抗生物質など化学療法が主流になり、感染対策製品や環境整備品、検査法も開発されてきました。特筆すべきは、地球上から撲滅された天然痘は、イギリスの医学者ジェンナーが、1798年天然痘のワクチンによる感染防御に端を発し、日本の医師達も加わり、全世界にワクチン接種をすすめ、1980年には、WHO(国際保健機構)から感染症の歴史上初の「天然痘」撲滅宣言がされました。しかし、それは、人間が天然痘に感染しなくなったということではなく、依然として感染する状況には変わりがないということです。ワクチン接種をしない=撲滅したはずの天然痘に全く無防備であるという点では、感染拡大の危機の中にいるということになります。現実に、「サル痘」が世界中にひろがり、新たな脅威となっています。また、バイオテロによって“感染源がまかれたら“、あっという間に、感染爆発が起こることが容易に推定されます。一方で、インフルエンザの流行は、毎年くりかえされ、ワクチンの供給が間に合わないこともしばしばで、新型コロナウイルス感染との流行が重なるとより深刻な問題となります。
 この度の新型コロナウイルス感染症の影響で、これまでとは違った一段上の対策と、科学的根拠に基づいた感染対策への重要性や必要性が高まっています。
 そこで、本協会では、日々の生活に欠かせない感染対策に役立つ製品や、施設・店舗等の環境を評価し、情報発信してまいります。
 みなさまに、快適な日常生活や経済活動に有用な感染対策に貢献してまいります。

一般社団法人感染対策協会
代表理事
鈴木 和男

プロフィール

国立感染症研究所では室長を歴任し、50年以上感染症の研究に従事。
新型コロナウィルスを含む感染症研究を中心とした国際論文は283編。
厚生労働省、経済産業省、文部科学省、AMED、JSTなどの感染症研究におけるプロジェクトに研究班長として参画。

現職

  • 国立感染症研究所 客員研究員
  • 国立大学法人千葉大学 災害治療学研究所(感染症関連部門) 客員教授
  • 国立研究開発法人医薬基盤・健康・栄養研究所 客員研究員
  • ベトナム国立Research Institute of Children Health 客員教授
  • 一般社団法人腎臓血管加齢医療研究機構 常任理事(国際血管炎研究所所長)

経歴

  • 国立感染症研究所 生物活性物質部(元抗生物質部) 室長
  • アジア国際感染症制御研究所(ADC) 初代研究所長・教授
  • 国立国際医療研究センター研究所 併任研究員
  • [公財] 田附興風会 医学研究所 北野病院 医学研究所 研究顧問
  • 千葉大学大学院医学研究院 炎症制御学 特任教授
  • 帝京大学 医学部附属病院 安全管理部 担当教授
  • 帝京大学大学院医学研究科国際感染症・危機管理学 教授
  • 帝京大学 グローバルオフィス顧問 教授

会概要

名称 一般社団法人日本感染対策協会 
Japan Infection Control Association
設立 2022年5月2日
代表理事 鈴木 和男
目的 当協会は、感染症分野における専門的知識を有する人材による学術研究や調査、感染対策に関わる製品や実施施設及び専門人材等の審査及び認定等を行い、国内における医学的な感染対策の普及と定着に務め、安全・安心・安定を実現できる社会を作り、人々の健康増進に寄与することを目的とする。
事業内容
  1. (1)感染対策に関する研究、市場調査、統計
  2. (2)感染対策に関する社会への情報発信、普及活動
  3. (3)感染対策に関する刊行物の発行
  4. (4)感染対策に関する各種イベント、講演、講習、セミナー、交流会等の企画及び運営管理
  5. (5)感染対策に関する製品や実施施設及び感染対策専門人材等の審査、認定及び称号の付与
  6. (6)感染対策に関する当法人が認定した製品、施設、専門人材等の認知、推進
  7. (7)各業界団体・企業・自治体等との交流、連携、共同事業の実施
  8. (8)その他当法人の目的を達成するために必要な事業目的