実例
2020.06.19
アドエビスで計測できないCVパターンの事例紹介
クライアントとの日々の数値等の打ち合わせの際に先方のエビス上で数値が計測されないという事象が起き、
解決策を見出す際に色々と調べましたので、一部事例を紹介します!
営業は日々お客様とやり取りをされているかと思いますが、毎月の目標値を決める上で予算や目標CPA、目標CV数等を設定されているかと思います。
クライアントによってネットなのか?グロスなのか?直接なのか?間接なのか?等が異なるかと思います。
業種によって計測方法は様々かと思いますが、顧客との数値のすり合わせは営業の重要な役割になります。
今回は、管理画面上での数値とエビス上での数値の乖離があまりにも多く、広告を止めてくださいと言われた際の事象と解決策を紹介します!
そもそも乖離(かいり)とは?
関係するものごとや状態、また人や行動などから背中を向けた態度をとることです。
具体的には純粋に離れるのではなく「近い関係にある一つのものから離れ、さからうこと」となります。
分かりやすく意味を要約すると、
「数値の乖離が多い」=「数値の開きが多い」
という感じになります。
※いくら管理画面上で数字が上がっていても、実購入等に繋がっていなければ利益に繋がっていないので原因を追究する必要があります。
先方Aの乖離事例
A.リスティング(Google)の管理画面上での数値と先方のエビス上の数値での乖離が多い
B.FBの管理画面上での数値と先方のエビス上の数値での乖離が多い
※弊社で運用しているのは本サイトではなく比較サイトになります。
弊社の解析士に協力してもらい確認したところ、弊社での設定等は特に問題なかったのですが、先方に2点問題がありました。
①についてはGTMが貼られていないため、下記現象が起きておりました。
- 各媒体のリマケタグが発火しないため、上記LPへ訪問ユーザーはリマケ対象にならない
- GAタグが発火しないため、CVに至る流入経路が判別できない(directになる)
- コンバージョンリンカーが発火しないため、ITP対応できずsafari経由の成果がGoogle広告で計測できない
先方でのABテストを開始後1か月ほど経過して発覚したため、数値が正確に計測されていませんでした。
また、アドエビスの共通タグも、上記LPには存在しておらずITP対応には共通タグが必須とのことなので、アドエビス上の成果も計測漏れが発生している可能性がありました。
そこで先方に対応いただき、数値の経過を見たところリスティング広告での乖離はほぼなくなり解消されました。
しかし!!!
BパターンでのFBでの乖離が解決できず。。。
色々考えましたが、解決できなかった為エビスサポートセンターの方に質問してみました!
・管理画面上→39件
・エビス上→9件(間接含む)
と30件も大きく差が開いていたのでCPAで言うと、
・管理画面上→5,150円
・エビス上→22,317円
目標CPAが7,000円以内の為、大幅に超えており先方ではエビスの数値が正となるので配信を止めてくださいと言われ、いったん配信を停止することになりました。
先方OKをいただき管理画面上のデータを基にエビスに確認していただいたところ、エビスからの返答は下記でした。
データを確認させていただいたところ、クロスブラウザが計測されていないようです。
計測されないパターンは以下のようなパターンです。
①アプリで広告接触→アプリでLPに遷移→フォームでブラウザに変更CV
②アプリで広告接触→アプリでLPに遷移し離脱→ブラウザで検索→CV
またこちらで調査をさせていただき、
計測されているデータを確認させていただくと
スマホの場合はアプリブラウザのままCVされているパターンのようです。
スマホデバイスのクリックのデータを確認させていただくと
3日間のクリックの95%ほどがアプリブラウザでLPへ訪れておりますが、
11日のCVへの通信のあるスマホデータはすべてsafariやChromeなどでした。
これは推測ですが、フォーム入力の際に入力補助や表示の関係で
ブラウザを切り替えられている方が多いのかもしれません。
ブラウザが途中で変わり、Cookie情報が異なるためにクリックとCVが紐づいていない状況のようです。
かなり詳しく回答してくださいました。
確かに私もアプリで広告見て続きが気になった際にブラウザで開き直します。。。
こういったパターンが計測されないようです。
解決策はないのか?と気になり再度質問したところ、
広告クリックの情報とCV情報を紐づけることは
確実ではないのですが、
CVが発生しているかどうかの点でよろしければ、
LOGエビスのサービスが入りますと、
CVタグにあった反応を確認していただくことは可能です。
LOGエビスはアクセス解析のような機能を持ち、
ADやSEOへの接触情報を持たないものもCVとして確認いただけます。
またデータがたまっていけば、すべてのチャネルの画面にて
クロスデバイスの機能で広告クリックの情報と紐づけることができるようになる可能性はございます。
▼クロスデバイスについて
とのことでした。
今回、先方はアドエビスのみの導入だった為、上記旨をお伝えしたところすぐに導入はできないので、しばらくは管理画面の数値を正としましょうという結論になりました。
今回は、原因がはっきりとしたので配信を再開することができました!
最後に
少し長くなりましたが、今回はFBでエビス上で計測されない事例を紹介させていただきました。
タグのハリ漏れやうまく操作できないと正しい数値が計測できない為、クライアントにとっても弊社としてもいい結果にはならないのでどんどん悪い方向になっていきます。
不安がある際はどんどん提案していきたいと思います。
最後になりましたが、クライアントとのすり合わせができていないと運用や解析に多大に迷惑をかけてしまいます。
日々顧客とのやりとりを大事にしながら関係値を築いていきましょう。
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