運用型広告
Google・Yahoo!のリスティング広告はもちろん、Facebook・Instagram・LINE・XなどのSNS広告も運用が可能です。
広告運用

皆さん、こんにちは!マーケティング担当です。
連休が近づき、販促計画の見直しをされている企業様も多いのではないでしょうか。
本日は、新たなターゲットアプローチの可能性を秘めた「共有カレンダーアプリ広告」、その活用結果と配信を通して見えてきた運用上のヒントをご紹介します。
目次
今回チャレンジした媒体は、予定共有に特化したカレンダーシェアアプリ「Time Tree(タイムツリー)」の広告枠です。
この媒体の最大の魅力は、「予定」を軸にしたターゲティングができる点にあります。他の主要なWeb広告媒体では、行動履歴や興味関心でのターゲティングが主流ですが、特定の「予定」に紐づけてアプローチできるのは非常にユニークです。
なぜ「予定」へのターゲティングが重要なのか?
広告が表示されるのは、ユーザーが予定の登録・編集を行うタイミングや、予定が近づいたタイミングが中心です。これは、ユーザーのそのイベントに対する意識が最も高い時にコミュニケーションをとれることを意味します。
例えば…
このように、ユーザーのライフイベントや行動計画に深く入り込んだアプローチが可能となり、高い確度でニーズが顕在化しているユーザーへの接触機会が生まれます。
この画期的なターゲティングを活かすべく、弊社ではテストケースとして、ライフイベント関連の商材を扱うクライアント様にご協力いただき、配信検証を実施しました。
具体的な数値は伏せますが、初動としては一定のインプレッションとクリックを獲得できました。しかし、目標とする最終的な成果地点(実反響)を計測できていなかったため、一旦配信をストップし、現在、効果計測の精度を高めるための対応を進めています。
ただし、初期の数値から、業界平均と比較して遜色のない(または特定の指標で上回る)クリック率を確認できており、質の高いユーザーの流入ポテンシャルを感じることができました。
新しい媒体にチャレンジすることで、設計段階では見えなかった運用上の特性が明らかになりました。
ピンポイントなターゲティングは魅力的ですが、オーディエンスを絞り込みすぎると、予想以上にCPM(インプレッション単価)が高騰するケースが見られました。配信設計のシミュレーション値と実測値に乖離が生じる可能性があるため、最初はある程度広めに設定し、徐々に最適化していくアプローチが有効です。
この媒体では、一つのキャンペーンでiOSとAndroid両方に配信することができず、OSごとにキャンペーンを分ける必要がありました。さらに、OS間でCPC(クリック単価)に明確な差(例:AndroidがiOSの2倍程度高くなる傾向)が見られたため、予算配分や効果検証はOS別に行う必要があります。
効果検証のために複数のリンク先URL(ランディングページ)をテストしたい場合でも、URLごとにキャンペーンを分ける必要があり、管理工数が増える傾向にあります。(他の媒体のような「広告グループ」の概念がないため)
現状、最終的な効果判断は継続的な検証が必要ですが、「予定」へのターゲティングができる点は、広告主にとって極めて確度の高い潜在顧客にアプローチできることを意味します。
共有カレンダーアプリ広告は、BtoB・B2C問わず、ユーザーの「次の一歩」に寄り添ったマーケティングを可能にする、非常に大きな可能性を秘めた媒体だと感じています。
弊社では、引き続きこのような新しい媒体への積極的なチャレンジを通じて、クライアント様のビジネス成長をサポートしてまいります。

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