運用型広告
Google・Yahoo!のリスティング広告はもちろん、Facebook・Instagram・LINE・XなどのSNS広告も運用が可能です。
広告運用

通販事業に関わる皆さま、こんにちは!
私たちは、日々、通販ビジネスの成長をサポートさせていただく中で、マーケティングの担当者様や広告代理店の方々からご相談をいただく機会が多数あります。
特に、Web広告の費用対効果(CPA)に注目が集まりがちですが、通販事業を成功に導くには、「発生するコストの全体像」を正確に把握することが不可欠です。CPAの目標達成はもちろん大切ですが、それだけでは本当の利益構造は見えてきません。
今回は、通販運営で確実に発生する主要なコストを5つのカテゴリーに分けて、その内訳をわかりやすく解説します。この全体像を掴むことで、より具体的で効果的な経営判断や、広告代理店との交渉、改善提案が可能になります!
目次
通販ビジネスの根幹となるのが、提供する商品そのものにかかる費用です。
商品の仕入れ値、または製造にかかる直接コスト。ここを最初に把握することが、大まかな利益構造を理解する第一歩です。
商品パッケージ、容器、販促物などの製造に必要な材料費。
お客様へ最高の状態でお届けするための、出荷前の品質検査や検品作業にかかる費用(人件費や外部委託費)。
注文を受けてからお客様に届けるまでの一連の業務(フルフィルメント)は、通販特有の見落とされがちなコストの宝庫です。
| 項目 | 内容 | 
| 倉庫保管費 | 商品を安全にストックしておくためのスペース代。在庫の回転率や量によって大きく変動します。 | 
| ピッキング・梱包費 | 注文された商品を棚から取り出し(ピッキング)、箱詰めする作業費と、箱・テープ・緩衝材などの資材代。 | 
| 出荷・配送費(送料) | 伝票発行などの出荷処理にかかる費用と、宅配便やメール便などの配送料。契約内容によって最も変動しやすく、交渉の余地がある部分です。 | 
| 返品・交換対応費 | 返品処理に伴う再検品、カスタマーサポートの人件費、再配送費用など。購入後も発生する重要なコストです。 | 
お客様に商品を知ってもらい、購入を促すための集客・プロモーション費用です。
リスティング広告、SNS広告、ディスプレイ広告など。CPAの目標設定がここに関わってきます。
成果報酬型の広告プログラム費用。
クーポン発行、特別割引、同梱物費用など。
商品写真、動画、バナーなどのコンテンツ制作にかかる費用。
通販サイトの基盤を支えるためのシステム利用料や手数料です。
カートシステム、ASP、サーバー利用料などの月額または年額費用。
クレジットカード、電子決済、コンビニ決済など、決済代行会社に支払う手数料。意外と積み重なるため、料率の把握が重要です。
受注管理(OMS)、在庫管理(WMS)、顧客管理(CRM)などの各種ツールの利用料。
ビジネスを回すための「人」にかかる費用です。小規模でも、人手が介在する作業は多く発生します。
受注処理、カスタマーサポート、在庫管理、企画・マーケティング担当者などの給与。
カスタマーセンター代行、物流代行、専門的な撮影やデザインの外部発注費用。
このように通販運営のコストは多岐にわたります。
広告代理店やパートナー企業と連携する際も、「CPA」や「ROAS」といった広告指標だけでなく、これらの「コスト構造全体」を理解しているかどうかで、交渉の質や提案の幅が格段に変わってきます。
全体像を把握することで、たとえば「広告費を上げるより、配送コストを交渉して削減した方が利益へのインパクトが大きい」といった、広告枠に縛られない本質的な改善策を見つけられるようになります。
ぜひ、貴社のビジネスで、このコスト構造の全体図を活用してみてください。

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