運用型広告
Google・Yahoo!のリスティング広告はもちろん、Facebook・Instagram・LINE・XなどのSNS広告も運用が可能です。
広告運用

マーケティングご担当者の皆様、こんにちは!
事業の成長を目指す上で、「ブランディング広告」と「獲得広告(パフォーマンス広告)」は、どちらも欠かせない施策です。しかし、この2種類の広告は、その目的、手法、そして期待できる効果が大きく異なります。
「どちらを優先すべきか?」「どう組み合わせて使うべきか?」という疑問は、常に付きまとうテーマではないでしょうか。
今回は、それぞれの広告の特徴を明確にし、特にBtoB企業や長期的な視点を持つビジネスにおいて、どのように戦略的に使い分けるべきかを解説します。広告戦略を見直すヒントとして、ぜひご活用ください。
目次
ブランディング広告は、企業やサービスの認知度を高め、将来的な購買や、顧客との長期的な信頼関係を築くことを主な目的とします。
目先の「成果」よりも、「記憶に残る」「信頼できる」といった中長期的なブランド価値向上に重点を置くのが特徴です。
| タイプ | 特徴 |
| 高単価商材・長期検討型ビジネス | 導入に高い信頼性が必要で、検討期間が長い商材(例:基幹システム、コンサルティングサービス) |
| 企業・サービスの立ち上げ期 | 市場での認知拡大と、提供する価値観・世界観の浸透が必要なフェーズ |
| 市場での優位性強化 | 競合が多い市場で、ブランドの差別化と企業としての信頼性を高めたい |
| 業界のオピニオンリーダーを目指す | 専門性や思想を発信し、業界内での権威性を確立したい |
獲得広告は、ユーザーに「資料請求」「無料トライアルの登録」「デモ予約」など、具体的な行動(コンバージョン)を即座に促すことを目的とした広告です。
短期的な成果、すなわちROI(投資対効果)やCPA(顧客獲得単価)を重視した運用を行い、結果が数値で明確に測定できるのが最大の強みです。
| タイプ | 特徴 |
| 中小企業・スタートアップ | 限られた予算の中で、まずは具体的な見込み顧客(リード)を獲得したい |
| ウェビナーやキャンペーン | 短期間で集中的な反響や申し込み数を最大化したい |
| 特定サービスのトライアル促進 | 機能や価格といった具体的なメリットを提示し、体験機会の拡大を狙いたい |
| 既存顧客へのアップセル・クロスセル | 過去の行動データに基づき、関連性の高い追加購入や上位プランへの移行を促したい |
「ブランディング広告と獲得広告、どちらが優秀か?」という問いに答えはありません。マーケティングの成功は、企業のフェーズや目的に応じて、両者を戦略的に組み合わせることで達成されます。
【認知フェーズ】ブランディング広告:
市場に自社の存在を知ってもらう。
信頼感とブランドの世界観を構築する。
ターゲットの「検索行動」を間接的に促す土台を作る。
【行動促進フェーズ】獲得広告:
ブランディングで認知したユーザー、または顕在層のユーザーに対し、具体的な行動を促す。
「いま、客として検討している」ユーザーを確実にキャッチする。
この「知ってもらう」→「興味を持ってもらう」→「行動してもらう」というユーザーの行動ステップに合わせて、広告の種類を使い分けるのがベストプラクティスです。
| 項目 | ブランディング広告 | 獲得広告 |
| 目的 | 認知・信頼形成、長期的なブランド資産の構築 | 購買・登録などの具体的行動、短期的なリード獲得 |
| 効果 | 長期的・間接的(後々、獲得広告のCPA改善に貢献) | 短期的・直接的(ROIが数値で明確化しやすい) |
| 合う企業 | BtoB、高単価商材、成長戦略における投資期 | 短期目標重視、サービス単体でのリード獲得優先 |
広告施策に絶対的な正解はありませんが、「誰に、何を、どう伝えるか」を明確にした上で、ブランディングと獲得の広告を戦略的に組み合わせることが、マーケティングの成功を左右します。
貴社の事業フェーズと目標を照らし合わせ、最適な広告ポートフォリオを構築するためのヒントとして、本記事が役立つことを願っています。

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