広告運用
Google ショッピング広告の構築手順を徹底解説!BtoBマーケターが押さえるべき8つのステップ
おはようございます!デジタル広告の運用に携わる皆様、日々の業務お疲れ様です。
さらなる広告効果の最大化を目指している方も多いのではないでしょうか。
今回は、最近担当者が構築を手がける機会のあった「Google ショッピングキャンペーンの立ち上げ手順」を、実務の流れに沿ってまとめ直しました。
ショッピング広告は、視覚的に訴求力が高く、検索結果画面の上位に表示されるため、EC事業者やBtoBで商材を扱っている企業にとって非常に強力な集客チャネルです。
「これからショッピング広告に挑戦したい」「改めて設定手順を整理したい」という方の参考になれば幸いです!
Google ショッピング広告 配信準備の8ステップ
ショッピング広告の立ち上げは、Google Merchant Center(GMC)とGoogle広告アカウントの連携が肝になります。ここでは、初期設定から配信開始までの主要な8つの工程と、それぞれのポイントを解説します。
| Step | 項目 | 担当部署(イメージ) | ポイント |
| ① | Merchant Center(GMC)開設 | 営業/マーケ担当者 | ショップと商品の情報を管理する基盤 |
| ② | サイトの所有権認証 | 開発/Web担当者 | 広告を出すドメインが自社のものであることを証明 |
| ③ | 商品フィード作成 | 運用/マーケ担当者 | 広告の元となる商品データを準備(スプレッドシート等) |
| ④ | Google広告アカウント開設 | 営業/マーケ担当者 | 既存アカウントがあればスキップ |
| ⑤ | GMCと広告アカウントのリンク | 営業/マーケ担当者 | 広告配信の権限を連携 |
| ⑥ | Google広告でキャンペーン作成 | 運用担当者 | 予算、入札戦略、地域等の設定 |
| ⑦ | GMC内の詳細設定 | 運用担当者 | 送料、税金などの商取引に関する設定 |
| ⑧ | 配信開始前の最終チェックと入金 | 営業/経理担当者 | 予算と設定が正しいかを確認 |
各ステップの詳細解説と実務のヒント
① Google Merchant Center (GMC) の開設
ショッピング広告配信の土台となるのがGMCです。ここでは、ショップと商品の情報を一元管理します。
- アカウント作成: Google Merchant Centerを開き、Googleアカウントでログイン。ビジネス名と、広告を出す対象ドメインを入力します。
- ビジネス概要の設定: 設定(⚙マーク)から「お店やサービスの情報」「ビジネスの概要」に進み、クライアント様の情報を正確に設定します。
- ヒント: 「ビジネスの表示名」は実際の広告にも表示されるため、誤りのないようにしましょう。
- 注意点: 認証目的の電話番号は、すぐに認証番号の自動音声電話がかかってくるため、迅速に対応できる番号を入力してください。
② サイトにメタタグを設置し、ドメインの所有権を認証
設定したドメインの所有権を証明する作業です。
- GMCの設定から「お店やサービスの情報」→「ウェブサイト」を選択し、認証方法(HTMLタグ、GA/GTM経由など)を選び、手順に従って進めます。
- 認証が完了するとステータスが「確認済み」「申請済み」に変わります。
- 重要なポイント: GMC一つにつき原則1ドメインのみ認証可能です。LPとECカートのドメインが異なる場合は、広告の遷移先となるページ(多くの場合LPまたはカート)のドメインを設定しましょう。
③ 商品フィードの作成(スプレッドシートを例に)
Googleショッピング広告は、フィード(商品データ)に基づいて広告を表示します。
- GMC上の「商品」から「フィードを作成」を選択。対象国と言語を設定し、メインフィード名を入力します。
- フィードの形式は、Googleスプレッドシートのほか、API連携なども可能です。
- 実務のコツ: 広告に表示される主要項目(タイトル/価格/画像/遷移先URLなど)は、ユーザーの目に留まる重要な要素です。
- 特に、広告のターゲットと合致しない語句で拡張されないように、商品カテゴリは関連性の高い語句のみを入れることを推奨します。
- 補足: フィード(スプレッドシート)を修正した場合、都度GMC上で手動またはスケジュールによる更新を行わないと、広告に反映されないためご注意ください。
④ Google広告アカウント開設
既存のアカウントを使用する場合が多いため、ここでは割愛します。
⑤ Google広告アカウントとGMCをリンクさせる
広告配信のために、GMCとGoogle広告アカウントを連携させます。
- GMCの設定(⚙マーク)から「リンクアカウント」→「管理していないアカウント」を選択し、Google広告アカウントIDを入力し、リクエストを送信します。
- Google広告の管理画面で「ツールと設定」→「リンクアカウント」→「受信済み」から、リクエストを「確認」して連携完了です。
⑥ Google広告でキャンペーン作成
いよいよ広告アカウント側での設定です。
- キャンペーンの「+」から「販売促進」→「ショッピング」を選択。
- キャンペーンタイプを「P-MAX」または「通常のショッピングキャンペーン」から選びます。
- キャンペーン名、入札単価、予算、地域などを設定し、「キャンペーンを作成」で完了です。
⑦ GMC内 送料・税金など細かい設定
広告配信のコンプライアンスに関わる重要な設定です。
- GMCの設定(⚙マーク)から「送料と商品」に進み、「新しい配送サービス」を作成します。
- 配送対象国、お届け日数、購入者の送料(無料/固定/変動)などを正確に入力します。
- 注意: ここでの設定内容が、広告審査やユーザー体験に直結します。誤りがないよう細心の注意を払いましょう。
⑧ 最終チェックと配信開始
全ての準備が整ったら、配信開始です!
- 設定した予算、フィードの内容(タイトル、価格、在庫状況など)、送料設定に誤りがないか最終チェックを行います。
- Google広告アカウントに入金が確認でき次第、配信がスタートします。
💡まとめ:ショッピング広告は「構築」がゴールではない
今回は、Googleショッピングキャンペーンの構築手順をステップバイステップでご紹介しました。
検索キャンペーンのようにキーワード収集や広告文作成の手間が少ないにもかかわらず、検索結果の上部に画像付きで表示できるのは、ショッピング広告の大きな強みです。
しかし、構築はあくまでスタートラインです。配信開始後の数値の変化を注視し、フィードの最適化、入札戦略の調整を継続的に行うことで、成果を最大化できます。
この手順が、皆様のプロモーション活動の一助となれば幸いです!
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