運用型広告
Google・Yahoo!のリスティング広告はもちろん、Facebook・Instagram・LINE・XなどのSNS広告も運用が可能です。
広告運用
「ITP」という単語が世に出てきて、早いもので1年半が経過しました。
ITPもバージョンアップを重ねていて、先月にはITP2.1がリリースされました。
広告効果を正しく計測する上で、ITPって何?このクライアントはITP対応ってできてるの?ウチでやる対応って何かあるの?を把握しておくのは非常に重要です。
ITP2.1の説明も含め、あらためてITPについてまとめました。
webで集めた範囲の情報になるため、誤りがあったら今後随時訂正します。
目次
・正式名称はIntelligent Tracking Prevention(いんてりじぇんと とらっきんぐ ぷりべんしょん)
・iphone、ipad、mac等apple製品の標準ブラウザであるsafariに実装されたセキュリティ機能
・「広告クリックしたよ」という情報をブラウザに保存するCookieの付与や保持期間を制御する
対応しないと、以前は計測できていたCVが広告管理画面に反映されなくなる、というものです。
繰り返しますが、あくまでもsafari経由の場合に影響を受けるので、全てのCVが取れなくなるということはありません。ただ、スマホ経由のクリック比率が高いサイトほど影響は大きいと言えます。
ITP2.0までは、いわゆる「ITP対応」と呼ばれるもの(1stパーティクッキーを使用する)によってCV計測ができるようになっていました。
ITP2.1からは1stパーティクッキーも7日後に消えるため、クリック8日以上経過した場合の後追いCVやリマケができなくなります。
媒体、ケースによって対応方法が異なります。
①グローバルサイトタグを全ページに設置
➁GAとGoogle広告をリンク
③GTM内のコンバージョンリンカーを設置
のいずれか。
サイトジェネラルタグを全ページに設置&自動タグをオン
もっとも簡単に対応が終わるのがこちらです。
①GAを全ページに設置&GAとGoogle広告をリンク&GAのクロスドメイントラッキング設定
➁GTM内のコンバージョンリンカーで「ドメイン間のリンクの有効化」
のいずれか
サイトジェネラルタグを全ページへ設置&自動タグをオン&ドメインをまたぐ際にパラメータを引き継ぐ設定(サイト側)
比較サイトへ流入させる場合・LPとカートドメインが異なる場合などが該当します。
特別な手順無し
カスタマイズしたサイトジェネラルタグを全ページへ設置&自動タグをオン&各アカウントの入稿URLにアカウント判別パラメータを付与
弊社管理アカウントは現状こちらが多いため、Yahooに関してはITP対応がほぼ進んでいない状況。
弊社アカウント以外にもYahooの広告出稿を行っている場合、他代理店とも連携が必須なのでクライアントに旗を振ってもらう必要が出てきます。
(例:クライアントが自社運用している・アフィリエイターが記事のために配信している等)
今回適用されたITP2.1については、上記のITP2.0までの対応を行っていてもクリック後8日以上経過した場合はCV計測ができません。
また、対応方法も各媒体から発表されておらず媒体側の対応待ちという状況。
※ちなみに、GAもこちらの影響を受けるようでユーザー単位の分析が困難になる可能性が大です…。
正しい数値を基にするからこそ、正しい分析と正しい改善策が打てます。
代理店としても、本当はもっと低いCPAで回ってると分かれば増額提案もしやすくなります。
タグ設置側だけでは対応できない部分も多々あるため、営業・運用・制作それぞれに対応を依頼することも出てきます。
クライアントに効果を最大限返すためにも皆さんそれぞれがITPについて理解をしておいてもらえたらと思います。
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