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2020.07.02

神運用者に聞くGoogle自動化のすゝめと、その検証

先月、Googleゴールドプロダクトエキスパート(※)に認定されている小西さん(@isseik)の勉強会に参加させて頂きました。

※Googleゴールドプロダクトエキスパートとは
Googleから「Google広告のことをよく分かっていて、コミュニティにあげられたユーザーからの質問に丁寧かつ迅速に答えてくれる人」と認定されたスゴい人のことです。

 

どんどん自動化を導入するべき!という内容が中心で、自動化について知見を伺ってきましたので、今回はその共有と、それを踏まえた検証の結果報告となります。

 

自動化のパフォーマンスを向上させる方法(あくまで小西さんの方法)として、「登録するキーワードは部分一致でたった数個、広告文はたくさん投入」というお話があり、現在の構築方法と大きく異なる部分なのでこの検証を行ってみました。

 

広告文は従来、広告グループに対し3~5個を推奨としてきましたしそれはGoogleの推奨でもあるので古いとか間違っているという訳ではないのですが、部分一致で拾ってくる可能性のある未知の検索クエリに柔軟に対応させるため、いろんな訴求の広告文をどんどん入れてテストした方が良いという考え方によるものです。

広告文がクエリに反応するということは、広告文によってクエリをコントロールできるという意味にもなります。

 

キーワードをたった数個で部分一致なんて、しかも除外を殆どしないなんて恐ろしいですよね。

しかし、クエリを「広告文」でコントロールする、という新しい発想がこのアカウント構造にはあります。果たして本当にコントロールできるのか?というところを今回の検証の大きなポイントにしています。

 

前置きが長くなりました。

 

検証アカウント:クライアントA

概要:サービス内容はハウスクリーニング、配信エリアは熊本

 

<設定>CV最大化、配信KWDは「ハウスクリーニング(部分一致)」のみ

入稿時に予め用意した除外KWD以外は、確認した上で敢えて除外はしなかった。

 

<検証期間>6/24~

広告文は全部で11個投入。内2個はKW「ハウスクリーニング」が入っているよく作るタイプの既存。

 

中でも特徴的だった3つの広告文についてピックアップしています。

 

△KW「ハウスクリーニング」を使用した広告文

11個の中で最もIMP,CLK,CTRが2番目に高かったものです。

KW「ハウスクリーニング」に沿ったスタンダードな内容ですので、ハウスクリーニングで検索した人に対してよく表示されたのでしょう。

 

△KW「ハウスクリーニング」不使用で、浴室に特価 – 悩み訴求

今回投入した広告の中で最もIMP,CLK,CTRが高かったものです。

広告文でクエリをコントロールする、という発想からするとクエリに浴室系が入って来てほしい、という意図があります。

クエリについては後述。

 

△ゴミ屋敷、またはそれ並みに汚くて困っている層へ – 悩み訴求

説明文にハウスクリーニングを入れていますが、意図としては浴室と同じようにゴミ屋敷系のKWから入ってくる人に対してどうか?という意図があります。

 

結論としては、広告文によるクエリのコントロールは可能、という考えに至っています。

 

その理由としては2つ。

 

まずは表内に色付けしているセル、お風呂・洗濯機に関するクエリが多く見受けられること。

見出しや説明文に入れているお風呂、浴室、洗濯槽が反応しているのではないかと考えられます。

 

次に、ゴミ屋敷系の広告文を用意したことで「不用品」というクエリが入ってきたこと。厳密にはハウスクリーニングの意味合いを拡張したものとして入ってきた可能性もありますが、浴室の件があるため見出しに入れているゴミ屋敷に反応したのではないかと今は考えています。

 

以上の理由から広告文によるコントロールは可能という結論を今のところ持っていますが、除外はやっぱりした方がいいよね(少なくとも今回の配信結果からは)とも感じています。やっぱり除外するのか、とお思いかもしれませんが今回除外の必要を感じたのは大きな括りでは「不用品」のみです。除外作業でかなり時間を使うなと覚悟していましたが、そうではないようです。

 

この配信方法での広告文の作り方としては、中心になるキーワードを定めてキーワードを考えるように広告文を考える作り方が良いんじゃないかなと感じています。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?自動化を導入したものの、思ったような成果が出ず結局手動に戻す、なんてケースも多いかと思います。しかし自動化は魔法のツールではなく、きちんと最適化が図られるようなアカウント構造があった上でパフォーマンスが発揮されるのだなと、先日の勉強会や今回の検証を通して強く感じました。

まだ個人的にも運用としても自動化に対する知見は浅く、検証を重ねていく必要があります。今後も自動化に関する検証は続けていくので、また分かったことなど紹介します。

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