お役立ち
2024.05.17
リスティング広告の費用相場とは?手数料から広告予算の決め方
リスティング広告(検索連動型広告)を始めたいと思った時に大事になるのが「費用」だと思います。
しかし、今までリスティング広告の配信をしたことがないと、どれだけの費用をかければいいかわかりませんよね?また、今までリスティング広告の配信をしたことがある方もかけていた予算が適正かどうかが不安であれば、この記事を通してリスティング広告にかける予算について考えてもらえると幸いです。
コンテンツ
費用の決め方
相場はどうなっているのか
LINEヤフー社の公式によると「月額20万円から30万円程度」がリスティング広告を始める際の金額の相場になると言われています。
リスティング広告では、20万円から30万円程度を予算としてはじめるケースが多くなっています。
参照:https://www.lycbiz.com/jp/column/yahoo-ads/marketing/search-ads-costs/
しかし、広告というのはビジネス成功のための手段になるため現在のビジネスの状況や目指すゴールから算出するのが理想です。
目標CPAから決める
まずは、目標となるCPAから決めるやり方です。
CPA(Cost Per Acquisition)
広告によって商品購入や会員登録などのサイトやLPで増やしたいアクションに至った単価のこと
商品の単価や目指したい粗利から目標となるCPAが算出されるかと思います。
さらに目指すべきCV(コンバージョン)の獲得件数と目標のCPAをかけることで予算を決めることが出来ます。
目標CPA × 狙いたいCV数 = 広告予算
このような形で目指したいビジネス目標から考えられると、リスティング広告だけでなくInstagram広告やLINE広告など様々な広告予算を算出することが可能です。
平均のクリック単価から決める
おおよその予算感は決まっているが、どの広告媒体に対してどれくらいの金額を配信しようかと考えている場合はこちらの方法もひとつの手です。
①平均クリック単価(CPC)の算出
配信したいキーワードが決まっている場合は、Google広告のキーワードプランナーというツールを使用することで、平均のクリック単価を調べることが可能です。
②必要なクリック数を算出
目指したいCV件数とCVRからクリック数を算出します。
仮にCVRが1%の場合ですと100クリックされた場合に1CVがつくという計算になりますので、目標とするCV件数が10件の場合は1,000クリックが必要になるという計算です。
➂広告予算を算出する
ここまでの数値を出すことができれば、あとはクリック単価とクリック数をかけ合わせることで広告予算の算出が可能です。
平均クリック単価(CPC) × 目標のクリック数 = 広告予算
クリック単価については、配信媒体、配信目的やキーワードなどによって変化が発生するのでそれぞれ算出する必要がありますが、相場に合わせてフレキシブルに予算の設定をしたい時に使用してみてください。
最低出稿金額とは?
Google広告を出稿する場合に最低の出稿金額は存在しないため、理論上は1円からの出稿が可能となっています。
また、自分で広告の配信をする場合、アカウントの発行などで費用が発生することはないので少額からのスタートというのも可能です。しかし、運用型広告の魅力のひとつとしてABテストがしやすいというものがあるため、予算はある程度余裕を持たせる方が運用型広告の恩恵を受けられます。
リスティング広告の費用が決まる仕組み
クリック課金
リスティング広告の費用はクリックされた時に発生します。そのため、表示だけされただけでは広告費用がかかってきません。
また、クリック単価は入札によって変わってきます。競合が多く、みんなが出稿したいと思うキーワードはキーワードの単価も高い傾向になってきます。
リスティング広告の費用対効果を高める方法
表示されるだけで費用は発生しませんが、適切なユーザーに対して適切な広告を表示させることがリスティング広告の費用対効果を上げるためのポイントです。ここでは、そのポイントについてお伝えします。
除外キーワードの設定
CVにつながらない関係ない語句で検索されても広告が表示されないように設定をしましょう。
リスティング広告を配信すると様々な検索クエリ(実際に検索した語句)で広告がクリックされてきます。中には配信の意図とは異なるクエリや違う意味で検索をしたユーザーがクリックしているということも発生します。
例えば眼鏡の広告を出す場合に、「双眼鏡」や「水中眼鏡」といったクエリで検索したユーザーに表示されてもCVの可能性は低いため、除外設定をすることでより狙いたいターゲットに広告表示をすることが見込めます。
マッチタイプの見直しを行う
広告出稿側が設定したキーワードがユーザーの検索語句と一致した時に広告がオークションの候補に入りますが、その際にどれほど厳密に一致を求めるかが、キーワードのマッチタイプです。
最も表示の可能性が高まるのは「部分一致」となっていますが、CVにつながらないユーザーへの表示可能性も高まるため「フレーズ一致」や「完全一致」といったマッチタイプへ変更し、CVの可能性が高いユーザーへ配信させることで無駄なコストの削減へとつながることができます。
広告文の改修
先ほどの話の通り、興味がないユーザーがクリックした場合にも費用が発生します。そのため、釣り広告のような無闇にクリックをしたくなるような広告はクリック率を上げることができるかもしれませんが狙ったターゲット以外のユーザーのクリックが増える可能性があります。
例えば、法人と個人どちらもがサービスの対象になるサービスだった場合。クリック後の遷移先ページが法人向けであれば個人のユーザーが流入しないために【法人向け】と広告文に追加するだけで無駄なクリックが減りますよね。
代理店運用と自社運用のメリット
リスティング広告をやったことがないからとりあえず広告代理店にお任せするという考え方も、まずは自分でやってみてリスティング広告やWeb広告がどういった仕組みで動いているのかを知るというのもどちらの考えもアリだと思います!
その際のメリットデメリットをしっかりと理解して、自社のビジネスや事業のタイミングに合った選択をしてください!
代理店運用のメリット
①時間の効率化ができる
純粋に広告の運用調整に対してかける時間をそのまま自分の事業に対して使うことができるようになります。また、選任の担当の方がいない場合は採用・教育する時間をかけずに済みます。
②情報収集がしやすい
リスティング広告を専門にやっている代理店の場合、GoogleやYahoo!の媒体情報だけでなく、類似サービスを提供している会社の成功事例やLPの改善方法についてもアドバイスをもらえることができます。
➂離職のリスクがない
自社運用は社内に運用のノウハウが溜まるメリットもありますが、リスティング広告の選任の担当者がもし辞めてしまった場合に知見がなくなるというリスクもあります。常にコンサルタントのような形でノウハウを共有してくれる代理店であればそのリスクも抑えられます。
自社運用のメリット
①広告費以外の部分で費用が発生しない
代理店に依頼する場合は純粋な広告費用だけでなく、初期の構築費用や広告手数料がかかるため自社でリスティング広告の配信をする時と比べて費用がかかります。
成果報酬型で実施する広告代理店もありますが、予算型の広告代理店の多くは広告費に対して20%程度の費用がかかることが多いです。
②少額での施策がしやすい
広告代理店に依頼する場合、最低出稿金額が決められていると少額予算での配信や検証のお願いができないというのがネックになります。それに対して、自社で広告運用をする場合だと少額での検証もしやすく依頼の工数がかからないため企画から実行までのスピードが速く検証をすることが可能です。
➂自社サービスへの理解が深い
広告運用の知識や経験と同じく重要になるのはサービスの理解と顧客理解です。開発のエピソードや顧客の声など代理店には持ち合わせていない情報を持っているからこその広告作りができるのは自社運用の強みです。
まとめ
リスティング広告を出稿する際の費用にまつわるお話でした。これから始める方はもちろんですが、自社で広告運用をしていて広告の費用対効果を改めて見直したい方にも参考になるとうれしいです。
もし、マイティーエースにお任せいただけるということであればこちらから
この記事に関連するタグ
正しい効果測定は、正しい計測設定から!Googleアナリティクス設定項目チェックシート(無料)
リスティング・Googleアナリティクス・ホームページ・ランディングページなど
Webマーケティングのことなら何でもご相談ください
株式会社マイティーエースでは、様々なWeb広告・Webマーケティングなど
お客様に合ったご提案しています。
興味をお持ちいただけた方は、まずは気軽にご相談ください。